あなたは「やる気がある人」?
みなさん、やる気をもって働いていますか?
仕事をする上で、面接などの場ではやる気を見せる必要があります。
ただ、日常的な仕事でいちいち「頑張ります!」「えいえいおー!」みたいなことを言う場面は、そんなにありません。
中には、そういう掛け声をするような職場もありますが、たぶんブラックな職場なのでしょう。
というのも、僕は、「やる気がある人」より「やる気がない人」のほうが優秀だと思っているので、それについて語っていきましょう。
「めんどくさがる人」が発明をする
やる気がある人には、ある盲点があります。
それは、環境をそのまま受け入れることです。まわりがやっていることに疑問を持たず、「これをやればいいのか!」と、単純に行動に移します。
一方、やる気のない人は、「なんでこんなことやらないといけないんだ」「めんどくさいな」と思いながら働いています。
それだけを見ると、やる気があったほうがいいように見えます。
しかし、「台車で運べばいいじゃん」「いや、床をベルトコンベアーにしたほうがいい」など、ラクをする発想から、さまざまな発明は生み出されます。
与えられた環境で言われたとおりに頑張ることしかできない人は、そういう発想を生み出すことができないんですよね。
じゃあ、会社とか組織にとっては、どちらもいてもらったほうがいいんです。やる気がある人が兵隊として働いて、やる気のない人は幹部候補になるか無能のまま去っていくか。その2つのパターンの人がいたほうがいいんですよね。
「やる気のない無能」の可能性
もちろん世の中には、やる気のない無能がいます。
ただ、彼らを能力開発することは、じつは簡単だったりします。
動きは遅くても、考え方を変える余地があるからです。
一方で、やる気のある無能の人は、頑張り方を変えません。「今まで、このやり方でやってきたんです!」みたいなバイアスにとらわれているんですよね。
そうなってしまうと、考え方を変えることが非常に難しくなります。
「やってのけるタイプ」は、要注意
ということで、自分はどっちのタイプなのかをあらためて考えてみましょう。
努力とか精神論でなんとかやってのけてしまうタイプなら、要注意です。
「あれ? なんか周りの人のほうが要領よくやっているな……」「頑張りすぎなのかな……」と、客観視してみてください。
まあ、それができないから無能のままでいるとは思うんですが……、それでも、ちょっと疲れたときには考えてみたほうがいいと思うんですよね。ひろゆき
本名:西村博之