実業家のひろゆき氏が、8月22日午後、自身のSNS「X」を更新。 《ユタ州立大学の調査では性被害者の22人に1人は、挑発的な服装が被害の一因だそうです。ちなみに殺人だと22%は服装が原因になるそうです。治安の悪い場所では服装に気をつけたほうが良いですね。「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がない」は嘘です。》 【写真】ひろゆきをもっと見る と、韓国の女性アーティストDJ SODAの服装をめぐる議論に私見を述べた。 日本の音楽フェスに出演した際、胸を触られる被害を受けたDJ SODAは、8月21日に「X」で声明を発表。6歳の時に性暴力を受けたことや、これまで受けたセクハラなどに触れた長文の文書を添付し、 《服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないので、絶対に被害者を問題と考えて責任転嫁してはいけない。原因は露出が多いセクシーな服装ではなく加害者である》 と訴えている。ひろゆき氏の投稿は、このDJ SODAの投稿を引用したもので、さらに「大学の調査」のアドレスのリンクも付けられている。 「このリンクは以前提供されていた『Google Answers』というQ&Aサービスのもの。質問は有料で、選ばれた専門家が回答者となる仕組みでした。 ひろゆき氏が引用したのは、2006年のGoogle Answersで、レイプ事件と被害者の服装に関する統計を示したものです。ユタ州立大学の調査では、レイプ事件の報告件数のうち、被害者が挑発的な行動をとっていたのは、わずか4.4%。また、殺人の場合は22%が、被害者が相手に視線を送るなどの挑発的行動を取っていたとしています。 ただ、『レイプ被害者は服装で挑発する』ことは“神話”だとし、『有罪判決を受けたレイプ犯のほとんどは、被害者の服装を覚えていない』と、服装と性犯罪の関係性については懐疑的な回答となっています」(週刊誌記者) このひろゆき氏の投稿については、 《自由な服装にはそれだけのリスクが伴うというだけの話》 《あの服装でおとなしく見てなさいは無いよね》 《残念ながら、引き金になってしまうのは想像できます。お腹が減ってる中、目の前にお菓子や御馳走があるようなものでしょう》 と、賛同する声も多いものの、 《22人に1人…約4.5%。絶対に関係がないとは言えないけど、要因はやっぱり加害者ですね》 《2006年のかなり古い調査で、当時と現代の男女の価値観はかなり変わってるはずだし、しかも22人に1人って4.5%程度しかないし、その調査まったく当てにならんでしょ》 と、疑問を呈する意見も多数見られる。 DJ SODAのセクハラ被害事件では、21日夜に20歳の男性2人が大阪府警に出頭。2人は22日に、事件が起きたイベントの運営会社を訪れて謝罪している。