お弁当などで日本の食生活ではおなじみのふりかけですが、意外と知らないことが多いようです。5月28日放送『北野誠のズバリ』では、ふりかけをクローズアップした『週刊新潮』(新潮社)5月30日号の記事を取りあげ、北野と火曜アシスタントの佐藤実絵子、事故物件住みます芸人・松原タニシの3人でトークを展開。この話を聞くと、ふりかけの見方が変わるかもしれません。
ふりかけが外国観光客に人気
ネットニュース編集者の中川淳一郎さんは、「ふりかけの正体について」というタイトルで寄稿し、その中で、東京新聞5月13日付朝刊に載っていた「日本に訪れた外国人観光客にふりかけが人気」という記事を取りあげています。
その人気の理由は、ふりかけさえあれば、なんでも日本食になるからだそうです。
とはいえ、ふだん米を食べない外国人の方はどうするのかと思うところですが、なんと、サラダやポテト、ホットドックにポップコーンなどにかけて食べるそうです。
その他、パスタにかけても違和感がないことを考えると、ふりかけは意外と使える範囲が広いのかもしれません。
佐藤「確かにどこに行っても、お土産のふりかけってありますよね」
松原「ご当地ふりかけ、あるある」
例えば名古屋ならひつまぶし、三重なら松阪牛や伊勢えびなど、名産にちなんだふりかけは多数販売されています。
ふりかけに驚きの原材料が!
中川さんの記事では、ふりかけの代名詞ともいうべき『のりたま』(丸美屋食品工業)の原材料について取り上げています。
ここで、「のりと卵、あとはごまぐらいで、他に何があるのか?」と思われるかもしれませんが、もちろん、本当にのりと卵、ごまだけであれば、記事にはなりません。
パッケージに記載された原材料には、のり・卵・ごま以外に「砂糖、小麦粉、乳糖、大豆加工品、食塩、マーガリン」、そして「こしあん」などが書かれています。
3人とも「こしあん!?どこに?隠し味か?」と驚いた様子。
こしあんやマーガリンとなると、小倉トーストを連想してしまいますが、ふりかけごはんとは真逆のイメージです。
その他にも抹茶や鶏肉、あおさなども含まれており、長年親しまれているふりかけは、いろんなものを組み合わせてできた物だということがわかります。
他のふりかけも原材料をチェックすると、意外な隠し味がわかるかもしれません。
ゆかり、かおり、あかりって誰?
そんなふりかけですが、北野はこの番組の放送前にラジオ局で摂る食事で、健康のために毎日お手製のふりかけを使っています。
のりを適当に切ってごまを入れて作っており、北野よりも松原の方が多く食べているほど番組共演者の間で人気のふりかけですが、一度、しば漬けのふりかけで有名な『ゆかり』(三島食品)を混ぜてみたものの、思ったような効果は得られなかったそうです。
北野「ゆかりの良さが消えるんですよね。ゆかりは単独じゃないとダメなんです」
松原「アイドルのような話ですね。ゆかりはチームに入れたらダメだと」
ちなみに三島食品さんでは、他にも青じその「かおり」、ピリ辛たらこの「あかり」も販売されており、北野は「なんかもう、キャバクラの指名みたいやね」と語りました。