みちのくプロレスの新崎人生さん、仙台・荒町にたこ焼き屋出店 フレンチ風カレー味で勝負

みちのくプロレス(岩手県滝沢市)のレスラー新崎人生さん(56)が、たこ焼き屋「きいろいタコ」を仙台市若林区の荒町商店街に出店した。特製カレールーをかけたたこ焼きが看板メニューだ。「想像しているカレーとは違う味。一度、食べてみて」とPRする。

子どもでも食べられる辛さ

 自慢のたこ焼きは、ふわっとした食感の生地に、大ぶりの宮城県産タコを入れて焼き上げる。店名にもなっている看板メニュー「きいろいタコ」は、生クリームやクリームチーズ、アンチョビーなどを入れたフレンチ風のカレールーをかけて仕上げる。

 新崎さんがかつて仙台市内で経営していたカレーうどん店で、フランス料理のシェフと共同開発したカレールーのレシピを活用した。「子どもでも食べられる辛さで、クリーミーな味わい」(新崎さん)といい、本場の大阪から取り寄せたフルーティーなソースと合いがけにして提供する。

テイクアウト事業に注目

 新崎さんは徳島市出身で、高校卒業後、役者を目指し、仙台市出身の俳優菅原文太さん(1933~2014年)の付き人を務めた。その後、プロレスに転向し93年、みちのくプロレスで「新崎人生」としてデビューした。レスラーの傍ら、ラーメン店「徳島ラーメン人生」を開くなど飲食事業も手がけている。

 「きいろいタコ」は2021年8月、キッチンカーとして始めた。新型コロナウイルスの影響でラーメン店の売り上げが低迷し、テイクアウト事業のたこ焼きに注目。大阪の専門学校とたこ焼き屋で調理法を学んだ後、試作を重ねた。

「五橋キャンパス」開設にらみ

 今年4月に東北学院大五橋キャンパス(若林区)が開設される動きをにらみ、近くの荒町商店街への出店を決めた。新崎さんは「おやつや酒のつまみとして、子どもから年配の方まで幅広い層に買ってもらい、リピート客も多い。実店舗を成功させ、他の商店街にも展開したい」と意気込む。

 営業時間は月―土曜日午後3~8時。たこ焼きは4種類の味があり、いずれも1パック(6個入り)420円。連絡先はきいろいタコ022(398)4510。

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