「M(マジで)I(いま)B(募集中)」。警察官は堅く・厳しいといったイメージを覆そうと、愛知県警が笑いを誘うようなポスターを作製し、応募者増につなげようと躍起になっている。
ポスターは、先月公開された映画「MIB(メン・イン・ブラック)」シリーズの新作とタイアップした。
「本物」はサングラス姿の俳優3人がブラックスーツに身を包み、劇中で使う武器を手にしている。一方で、県警が作ったのは、警務課の20〜30代の現役警察官3人がサングラスを身に着ける。ただし、ブラックスーツではなく紺色の制服に身を包んで、手には警棒と交通整理用の旗、口には笛をくわえている。
発案者で警察職員の船戸悠理恵さん(25)は「警察官の堅いイメージを崩したかった」とし、「ちょっとダサい」を狙ったという。映画の「MIB」の題字を「AP(アイチ・ポリス)」に置き換えるなど、遊び心も採り入れた。