消費税が10%にあがる直前の9月末、各所で増税前のまとめ買いに走る人々を目撃した、もしくは自分も日用品を買いだめしたという人も多かったのではないでしょうか。10月1日に投稿されたキングジム(@kingjim)さんのこんなツイートが話題になりました。
増税前に348円で飛ぶように売れていた薬局のティッシュ5箱。きょうは298円なのに山積みだった。
これについてネット上では、
「商売上手」
「というより民衆が買い下手なだけ」
「駆け込み需要に便乗した値上げ販売、ありがち」
「目先のお得感にとらわれすぎ。 ドーナツ100円の時にいつも多く買いすぎて食べきれない友人を思い出しました」
「元の値段で増税前に買うより、チラシとかに入って値段下げられてる方が安いんだということにみな気づいてない…」
…と増税に踊らされる人々についてのコメントが多く届きました。「増税前に買っておくべきなのは○○」などとメディアの煽りもあって、つい勢いで買いすぎてしまった人もいた中で、必ずしも増税前に安く買えるわけではないことを知っていた人は意外にも多く、
「きっとこんなことだろうと思って、消費税対策の買いだめは一切しませんでした」
「経済アナリストが過去の増税後の動きと照らし合わせて、ペーパー類や洗剤などの一般的な消耗日用品は、増税後にセールするから買いだめの必要は無いって言ってたんですよ。案の定です。さっきスーパーに行ったら、生鮮食品やらあれこれ含めも特売してました」
「コンビニなどで食べ物飲み物買うと、税率は昨日までと同じ8%。 しかも、nanacoとかクレジットカードで払うと2%分は還元される。つまり支出額は6%の税率と変わらない」
あえて買いだめをしなかったという賢い人も。
「適正価格がわからない人多すぎるのかも」
「10%でも欲しいものは買うし、8%でもいらないものは買わない」
増税に便乗した実質値上げも行われているようですし、増税前に買ったほうがオトクだったモノも確かにあったかもしれません。大切なのは、自分が本当に必要としているものかどうか、質や量もきちんと見極めたうえで買う価値があるものかどうか、冷静に判断すること。もちろん普段から意識的に適正価格を頭に入れておくことも重要です。目先のオトクさに踊らされないことが、増税の影響を最小限に抑えるコツかもしれませんね。