宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」がネット空間に出陣した。新型コロナウイルスの感染拡大で、約20件のイベントが中止となり、主戦場が激減。宮城の魅力をアピールすべく、2次元の世界で背水の陣を敷いた。
「むすび丸通信」と銘打った約2分の番組は、「県観光PR担当課長」のむすび丸と部下が各回の内容を企画し、本業の合間に手弁当で制作する。週1本の配信を目指す。
4月23日に配信した初回のテーマは「みやぎ米」。むすび丸は、県が売り出し中の「だて正夢」の特徴を紹介。「もちもちした食感で冷めてもおいしい! おむすびにぴったり!!」と、自らをなぞらえてアピールした。
第2回の配信は1日で、テーマは「見てのお楽しみ」と県観光課。動画投稿サイト「ユーチューブ」とツイッターのむすび丸専用アカウントで公開する。
むすび丸は新型コロナの終息後を見据え、「番組を通して仙台、宮城に来る楽しみを増やしてほしい」と意気込んでいるという。