宮城県共同募金会は東日本大震災で被災した子どもたちに遊びの場を提供しようと、県の観光PRキャラクター「むすび丸」のピンバッジを作製して販売し、売り上げを被災地の遊具整備に充てる募金活動を始めた。
むすび丸がスケートボードに見立てた赤い羽根に乗って遊ぶ様子をデザインした。価格は1個500円で、作製費を除く300円が募金になる。販売目標は1万個で、期間は来年3月末まで。
募金会は来年1月から、企業などを対象に遊具支援の募金活動も展開する。ピンバッジ募金と合わせた募金の目標額を600万円に設定。募金は亘理町と山元町で予定されている被災公園などの遊具整備に活用する。
募金会の小松洋吉副会長は「被災地では子どもたちが遊ぶ場所が減っており、もっと自由に遊べる場所が必要だ」と協力を呼び掛けている。
仙台市若林区の県共同募金会で販売中。共同募金委員会の窓口がある各市町村の社会福祉協議会などでも扱う予定。電話やファクスでの注文は送料、振込手数料が必要。連絡先は県共同募金会022(292)5001。