ものづくり、栗原に根付け 地元県立高が東北職能大学校と協定

 宮城県栗原市築館の東北職業能力開発大学校(東北ポリテクカレッジ、三浦隆利校長)と栗原市内県立高等学校長会(会長・佐々木寿徳築館高校長)は3月27日、高大連携に関する協定書に調印した。ポリテクが持つ最先端のものづくり技術を生かし、教職員の相互交流による教育力向上と、生徒の関心を高める狙いがある。
 ポリテクで行われた調印式には三浦校長、佐々木会長のほか、津花優迫桜高校長らが出席。三浦校長と佐々木会長が互いに署名、押印し協定書を取り交わした。
 連携の具体的なイメージとしては、ポリテクの実験施設を活用した高度な理科実験や、最先端技術に関する講義への高校生の参加。高校の授業への講師派遣と助言、指導などを挙げる。
 佐々木会長は「各高校共通の悩みは、優秀な生徒が地域外へ出て行ってしまうこと。栗原で夢や希望を持ってもらえるような協定にしていきたい」と語った。
 三浦校長は「生徒たちにものづくりに興味を持ってもらいたい。進路決定やキャリア相談にも力になれるよう一緒に取り組みたい」と話した。

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