12月20日に全国公開される映画『ベイマックス』、数々のヒット作を世に届けてきたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新アニメーション映画だ。日本の多くのディズニーファンが、その公開を心待ちにしているに違いない。
日本ファンからのラブコール、そして長年ディズニーを愛してきた日本の映画ファンに対して、本作はその返礼にもなっているようだ。10月末に東京・六本木で開催される東京国際映画祭では、『ベイマックス』がオープニング作品、そしてワールドプレミアムとして世界で最も早く上映される。ディズニー映画が日本でワールドプレミアムをするのは史上初である。
作品の中にも日本に対するオマージュが満ち溢れている。本編の舞台になるサンフランソウキョウは、東京とサンフランシスコが融合したようなどこか懐かしい風景に仕上がっている。すでに公開された予告編やビジュアルにも日本を思わせるシーンがいくつもある。ドン・ホール監督とクリス・ウィリアムズ監督も、「僕らに影響を与え続ける日本文化へ、この作品でお返しできれば嬉しい」と語るほどだ。
そして、9月29日に主人公の名前が、ヒロ・ハマダであることが明らかにされた。こちらも日本を彷彿させるもので、日本のファンに思わず親近感を呼び起こさせる。
そんなヒロと映画のなかでパートナーを組むのがケア・ロボットのベイマックスである。ベイマックスは、ヒロと心とカラダを守るために誕生した。今回映画の新たなポスタービジュアルが公開されたが、ヒロを優しく包み込むベイマックスの姿はふたりの関係を表していそうだ。
一方で、ベイマックスはその役割から人を傷つけることを禁じられている。兄を亡くしたヒロは、やがて兄の死の真相を知ろうと動き出す。パートナーとなるべきベイマックスは、優しすぎる存在である。そんなふたりは世界を救えるのか?12月20日に、物語の行方は明らかになる。
『ベイマックス』
12月20日(土)、全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
『ベイマックス』
(C) 2014 Disney. All Rights Reserved.