よく食べ、動く子供「学校楽しい」99%

 「よく食べ」「よく動く」子供ほど積極的に学校生活を楽しんでいることが、食文化のサポート組織「ニュートリション運動推進会議」(賛同人代表・日野原重明・聖路加国際病院理事長)が行ったインターネット調査で分かった。
 調査は7月、首都圏(1都3県)と阪神圏(2府2県)に住む小学生の子供を持つ母親計624人を対象に行った。
 それによると、食事を「よく食べ」、体を動かすことが「多い」子供は全体の33・1%。「あまり食べず」「体をあまり動かさない」子供は5・3%だった。
 次に、「子供は何でも積極的にやるか」を聞いたところ、よく食べ体を動かす子供では、9割が「とても積極的」「まあ積極的」と答えた。一方、食事をあまり食べず、体も動かさない子供では、「積極的」と答えたのは半分以下だった。
 また、「学校生活をどのように感じているか」を聞いたところ、よく食べ、体を動かす子供では「とても楽しそう」「まあ楽しそう」が99%に上ったが、あまり食べず、体も動かさない子供では、84・8%にとどまった。
 「日本子ども家庭総合研究所」の堤ちはる・栄養担当部長は「食を楽しいと感じている子供は、学校生活を含めた生活全般を楽しんでいる。周囲の大人が食への関心と知識を持つことで、子供の意欲を引き出してほしい」と話している。

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