アップル、「iPhone」写真コンテストを開催

「iPhone」で撮った写真を大きな屋外広告にして、世界中の人たちに見てほしいと思ったことはないだろうか。そんな人のために、Appleがこれまでの「Shot on iPhone(iPhoneで撮影)」キャンペーンを拡大し、誰もが参加できるフォトコンテストを実施する。

提供:Screenshot by Stephen Shankland/CNET

Appleは長年にわたって、#ShotOniPhoneのハッシュタグを使って同社のスマートフォンのクリエイティブな可能性をアピールしており、このタグは同社のInstagramのページでも用いられている
提供:Screenshot by Stephen Shankland/CNET

 このコンテストに参加するには、「#ShotOniPhone」というタグを付けた写真を、Twitter、Instagram、またはWeibo(微博)にアップロードする。このタグは、AppleがiPhoneのカメラ機能をアピールする目的で数年前から利用しているものだ。また、写真をAppleに電子メールで送ることもできると、米国時間1月22日に発表されたiPhone写真コンテンストのプレスリリースに書かれている。応募の詳細はこのプレスリリースで確認できる。

 審査員は11人で、Barack Obama前米大統領の専属フォトグラファーを務めたPete Souza氏や、Appleのカメラソフトウェアチームを率いるJon McCormack氏、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるPhil Schiller氏などが含まれている。Appleによると、審査を経て10点の入賞作を選ぶという。応募期限は2月7日で、入賞者の発表は2月26日頃の予定だ。入賞作は、Appleの屋外広告やその他のマーケティングチャネルで利用される。

 Appleは長年にわたり、自社製品のクリエイティブな可能性を音楽家やアーティストにアピールしてきた。だが、膨大な数のiPhoneが販売されたことから、そのクリエイティブな可能性は今や、一般の人にとってはるかに身近なものになっている。スマートフォンの写真機能は飛躍的に向上してきたが、Appleはかつてのような突出した技術的優位性を失った。Googleの「Pixel 3」をはじめとする「Android」スマートフォンが技術的に追いつき、さらには一部の機能でiPhoneを追い越したからだ。

 コンテンストの参加者は、自分の写真を1年間利用する権利をAppleに与えることになる。入選した場合は、排他的商用利用権を1年間Appleに提供することにもなる。

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