アプリ開発、試作品加工… 中小企業の競争力強化を支援 仙台市が補助金創設

仙台市は、中小企業などの競争力強化や変革促進を後押しする「地域企業スケールアップ補助金」を創設した。新事業展開や生産性向上、高付加価値化などに取り組む事業者に最大300万円を支給し、さらなる成長に向けた挑戦を支援する。

 対象は市内に本社や本店を置き、資本金額か出資総額が10億円未満の中小・中堅企業(資本金額などが定められていない場合は、常勤の従業員数が2000人以下)。補助金が使える経費は店舗の改修費、システムやアプリの開発費、試作品の加工費をはじめ、キッチンカーの購入費、コンサル料、パッケージデザイン費、交流サイト(SNS)広告費など幅広い。

 補助を受けるには(1)来年2月末までに対象事業を完了させる(2)同じ事業で他の補助金などの交付決定を受けていない(3)申請前に市産業振興事業団に事前相談する-といった条件がある。

 補助率は対象経費の2分の1。補助額には下限も設け、150万円とした。募集は11日~5月31日、6月1日~7月31日の2回に分けて予定し、計10件程度が採択される見込み。募集要項や申請様式などは市ホームページでダウンロードできる。

 連絡先は市中小企業支援課022(214)7338。

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