アメリカザリガニの野外放出禁止 飼育は原則OK、答申案了承

生態系への影響が深刻な外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)について、環境省の中央環境審議会小委員会は5日、新たな個体の輸入や販売、野外への放出を禁止する答申案を了承した。ペットとして飼ったり、譲り渡したりすることは認め、販売を目的とした場合に限って規制対象とすることも盛り込んだ。

 小委は、国民から意見を募るパブリックコメント(意見公募)を実施した上で、年内に答申をとりまとめる。環境省はこれを受け、来年の通常国会に外来生物法改正案の提出を検討する。

 アメリカザリガニとミドリガメは原産地の米国から持ち込まれ、池などで繁殖して在来種が激減した。

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