東京・大阪・京都などの繁華街では外国人観光客を見ない日はない。日本を好きになってくれるのは嬉しいこと。だが、ときに習慣の違いから彼らの行動にギョッとすることはないだろうか。
アメリカで観光客について「世界で最もタチの悪いのはどこの国か」というアンケートが行われた。発表によると、アメリカ人が中国人をおさえ1位。なんとアメリカ人自身が自国民を「最悪な観光客」と評価しているのである。
まさかの調査結果が出たのはアメリカ大手共同購入サイトLivingSocialが行った調査だ。調査は5600人を対象に行われ、うち4000人がアメリカ人である。
フタを開けてみると驚きの結果が待っていた。対象となった16カ国のうちなんとアメリカが第1位! アメリカ人にとってなんとも不名誉な結果に終わったのである。
その理由としては、アメリカ人は旅行中はジーンズ、ベースボールキャップ、タンクトップなど服装に気をつかわないこと。そして話し声が大きいこと。また、タオル、電池、枕、リモコンなどホテルの備品を持ち帰ってしまう人も少なくないということが挙げられている。ちなみにホテルではアメニティ以外の備品の持ち帰りは立派な窃盗である。
もちろん、全てのアメリカ人観光客全てがこんな振る舞いをしている訳ではない。現地メディアも「アメリカ人は率直さ、誠実さ、自由を重視しており、自らの非もきちんと認める文化が背景がある」とフォローしている。
ちなみに日本は16カ国中第4位にランクインしてしまっている。他国のことは笑えない結果だ。「旅の恥はかきすて」などという言葉もあるが、特に海外旅行でのマナー違反は個人の責任では済まないこともある。振る舞いには十分注意したい。
【アメリカ人が選ぶ最もタチの悪いの観光客】
第1位:アメリカ人(20ポイント)
第2位:中国人(15ポイント)
第3位:フランス人(14ポイント)
第4位:日本人(12ポイント)
第5位:ロシア人(11ポイント)
参照元: USA TODAY(英語)、news.qq.com(中国語)