アラフォー男は「夏より9月の方が臭い」。

今年の夏も暑かった! 汗の量、匂いなどで女子たちから白い目で見られていたかも、という男性は多かったはず。だが、9月だからといって油断は禁物。夏の間に蓄積したダメージが爆発するのが夏の終わりである。肌、頭皮、匂い、肥満化……油断すると一気にブサイク化が進む!

◆疲労臭とオヤジ臭は体質改善で内側から治す<カラダが臭い>

発汗の多い夏場に体臭がキツくなるのはわかるが、「暑さが和らいでも汗臭さがハンパない」(40歳・機械)、「足の匂いが強烈。口臭も気になっている」(42歳・流通)と暑さが一段落しても匂いの悩みを抱えるサラリーマンは多い。

これについて体臭や汗問題に詳しい五味常明氏は、「特に9月は夏に蓄積した疲労臭が出やすく、体臭を気にする方が多い。しかも、体の中から出る匂いのため、ただ洗うだけではダメ」と指摘。ちなみに疲労臭とはアンモニア臭で、発生ルートは大きく2つあるとか。

「1 つ目は食生活の変化。夏場は胃腸に負担のかからないあっさり系の食事で、涼しくなって肉食中心に切り替えると一時的に肝機能が弱り、疲労臭が出やすくな る。2つ目は、日頃あまり使わない筋肉を動かしたとき。大きくこの2つが疲労臭の原因となるのですが、この時期のアラフォー男性に多いのは圧倒的に前者で しょうね」

夏に蓄積された匂い。今からでも疲労臭を軽減させる方法はある。

「動物性タンパク質を控え、食物繊維や肝機能を助けるオルニチンを摂ること。オルニチンはしじみに多く含まれます。あとは筋トレなどの急激な無酸素運動は要注意。体を動かすならウォーキングのような有酸素運動がいいですね」

また、40代になるとオヤジ臭とも呼ばれる古い油のような体臭が出るようになり、「夏の始まりより、今のほうが臭い」(41歳・公務員)と夏場よりも9月を気にする人が多い。

「加齢臭が原因だと考えられていましたが、最新調査で加齢臭の原因物質が増えるのは50代以降で、ミドル脂臭という別のものが原因であることがわかったんです」

ミドル脂臭は女性を特に不快にさせる匂いとされ、放置すればスメルハラスメントになりかねない。では、どうすればいいのか?

「酢 の物を食べてクエン酸を摂取し、エアコン漬けで衰えた汗腺機能を徐々に設定温度を上げたり、窓を開けることで回復させる。それと息を吐ききった状態で、 吸って吐いてを一日30回行い、お腹のインナーマッスルを鍛える。これにより血行が良くなり、原因物質の乳酸の発生を抑えることができます」

匂いだけではなく見た目のブサイク解消にはもってこいだ!

<対策>

クエン酸や食物繊維オルニチンを摂る。食生活を改善する!

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