写真をシールやテープで飾り付けてオリジナルアルバムを作る「アルバムカフェ」が、小さな子どもを持つ母親の間で広まりつつある。フィルムメーカーが認定する「アルバム大使」の指導で、親子連れが世界に一つだけのアルバム作りを楽しんでいる。
仙台市太白区砂押町のイベントスペース「アトリエトモ」で先日開かれたカフェには、子ども連れの母親ら5人が参加した。
初参加という太白区の無職松崎沙織さん(31)は、姉夫婦とめいの写真をプレゼント用に加工した。「ただ保存するより、こうして飾り付けるとすてき。今度は自分の子どもの写真で作りたい」とすっかり気に入った様子だ。
カフェを主催したアルバム大使のクローラン悦子さん(37)=川崎市=は、仙台市出身で2歳の男の子の母親。子どもと一緒に母親同士が交流する機会が少ないと感じていたところにアルバムカフェを知った。
簡単な講座を受講するとアルバム大使に認定され、自由にカフェを開催できる。「もともとこういう作業は好きだった」と語るクローランさん。「楽しみながら子育ての悩み相談もできる憩いの場にしたい」と張り切っている。
仙台のアルバム大使は現在17人。クローランさんのカフェは不定期だが、多くの人に楽しさを知ってもらおうと開催回数を増やしていく予定だ。
次回のカフェは3日午前10時半からアトリエトモで。参加費は1500円。連絡先はクローランさん080(3323)0953。