お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)が六本木ヒルズの地下駐車場にある多目的トイレで性行為に及んでいたと週刊文春に報じられたことを受け、同施設では第二の不祥事阻止へ“特別シフト”を敷いて対応している。渡部は、同所で3〜5分の所要時間で性行為を繰り返し女性に1万円を対価として渡していたとされる。
同施設内にスタジオがあるラジオ局「J―WAVE」に12年からレギュラー番組「GOLD RUSH」を持っており、勝手知ったる場所でもあった。同施設の広報担当者は「事実だとすれば寝耳に水。これまで、こんな通報は一切ありませんでした」と、怒りを隠せない様子だ。
対策として11日からは地下4階にあるトイレ付近に特別に警備員が立哨。夜になると物珍しさで訪れるやじ馬も現れ、トイレの写真をSNSに投稿する人も。「ここが現場か…ゴクリ」「警備員立ってた」など実際に立ち寄ったとみられる人の書き込みもあった。聖地巡礼にちなみ「性地巡礼のコースになるんやね」との声もあった。
ヒルズ内に設置された多目的トイレは約30カ所。施設内は約700台の監視カメラで警備体制を整えているが、それをかいくぐっての蛮行。地下駐車場は人通りもほとんどなく目立ちにくいという。
トイレ内は車いすが不自由なく入ることができる広さで、おむつ交換台や手すりなどを完備。照明がダウンライトという個室もあり「これをムーディーと感じる人もいるかもしれない」(関係者)という。
広報担当者は「2人でトイレから出てきたら不審に思われますから、うまく分からないようにしていたんでしょう。場所を考えて適切に使用していただきたい」と強調。今後は警備員による巡回の強化も検討していくという。