アートが語り継ぐ震災 11人が銀座で企画展

記憶の風化はアートが止める-。東日本大震災の発生から4年に合わせ、東京・銀座の河北ビルで東北出身・在住のアーティスト11組による特別企画展「1462days」が開かれている。
ビル建て替えに伴い移転した旧河北新報社東京支社の空きフロアをギャラリーとして開放。事実を伝えることで人々に考えるきっかけを与えるジャーナリズムと、イマジネーションを通じて人々の心を揺り動かすアートのコラボレーションを試みた。
「震災から4年」とひとくくりできない被災者の日々の営みや思いをくみ取り、アートに昇華させた絵画や写真、インスタレーション、立体作品が、関連性が強い河北新報の震災記事とともに展示されている。
千葉県柏市から鑑賞に訪れた自営業の男性(57)は「被災地の苦しみや被災者の気持ちが、作品の一つ一つから強烈に伝わってきた。自分の中で震災に対する思いが薄れていたことに気付かされた」と話した。
22日(20、21日は休み)までの午後1~8時。入場無料。

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