イカ釣り漁船4千隻、一斉休漁へ…燃油代高騰で

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)に所属するイカ釣り漁船約4000隻が26、27日に一斉休漁する。
 全漁連が23日発表した。円安の進行で漁船の燃油代が高騰しているため、一斉休漁で窮状を訴えることで、政府の支援を求める。
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の影響がイカ漁にまで及んだ格好だ。
 イカ釣り漁船の一斉休漁は2008年6月以来。今後、他の漁船にも同様の動きが広がる可能性もあり、政府は漁業者への支援策を検討する。林農相は23日の記者会見で、「燃油価格の動向を見て機動的に対応する」と述べた。
 イカ釣り漁船は、夜間にイカを呼び寄せる照明を使うため、操業コストの約3割を燃油代が占め、他の漁船に比べて価格高騰の打撃が大きい。

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