世界で最も恐ろしいと有名なイタリアのポヴェーリア島が売りに出される事が発表されました。かつては伝染病患者や精神病患者が集められ島の土の半分は人の灰で出来ているとまで言われているこの島には今も不気味な廃墟が多く残っており、心霊スポットとしてもよく話題に上がっています。
有名な観光地であるイタリアのベネチアには、毎年何百万人もの人が訪れます。しかし、近郊にあるポーヴェリア島へは誰も行く事ができません。この島へ連れて行ってくれる船を探すだけでも一苦労なのだそう。地元の漁師達もこの島へは近寄らないようですが、なぜならこの島は幽霊島としてよく知られているからです。
1400年頃、貿易の街であったベネチアには多くの伝染病が入って来ました。その頃から伝染病患者達を隔離するために、この島に患者が集められ、特にペストが流行した際にはものすごい数の病死者が焼かれて埋められたそうです。
また1920年頃からは精神病院が建てられ、今も大きな建物が廃墟として残っています。ツタで覆われた不気味な廃墟の中には食堂や教会、ベッドが置かれた数々の部屋があり、1968年に使われなくなってからそのままの状態になっているそうです。
こんな誰も足を踏み入れない幽霊島が、2014年4月に売りに出されることがイタリア政府から発表されました。どんな人がどんな目的で購入するのでしょうか。
Strange Geographies: The Happy, Haunted Island of Poveglia
http://mentalfloss.com/article/24658/strange-geographies-happy-haunted-island-poveglia