イチゴ出荷本格化し販売式=「3年で完全復活」―津波被害の宮城

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県亘理町と山元町の特産物であるイチゴの出荷が本格的に始まり、仙台市中央卸売市場で19日午前、「販売開始式」が行われた。
 出荷は例年10月中旬に始まるが、今年は震災の影響で遅れていた。式典にはイチゴ農家や斎藤邦男亘理町長ら約20人が出席。JAみやぎ亘理の岩佐国男組合長は「ここまで来るのに全国のボランティアや消費者から激励、国を挙げての支援をもらった。来年、再来年と作付面積を増やし、3年で完全復活にこぎつけたい」と感慨を込めあいさつした。 

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