宮城県は5日、野生鳥獣の肉の放射性物質測定結果を発表した。ニホンジカとキジ、イノシシの肉からそれぞれ微量の放射性セシウムが検出された。
ニホンジカは2日に女川町高白浜で捕獲。放射性セシウム(国の暫定基準値1キログラム当たり500ベクレル)が19ベクレル検出された。キジは9月28日に登米市登米町、同29日に白石市福岡で捕獲。登米市の検体から6ベクレル、白石市の検体から17ベクレルが検出された。
イノシシは県猟友会が仙台市泉区で同18日に有害捕獲した肉を検査。67ベクレルが検出された。
県は、8月に角田市で捕獲されたイノシシの肉から基準の4倍の放射性セシウムが検出されて以降、野生鳥獣を食べないよう呼び掛けている。