「笑顔咲くたび伊達な旅」をキャッチフレーズに宮城県の観光資源を全国にPRする仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)が1日、始まった。期間は6月30日まで。
宮城県でのDCは2008年以来5年ぶり。SL運行やスタンプラリーなど多彩なイベントが展開され、東日本大震災で落ち込んだ観光客数の回復などを目指す。
JR上野駅(東京)では1日午前、JR東日本、宮城県、仙台市の関係者らによるオープニングセレモニーがあった。
宮城県東京事務所の伊東昭代所長は「花、食、復興・鎮魂をテーマに、県民一体となって笑顔で観光客を迎えたい。被災地では語り部の話を聞いたり、復興商店街に足を運んだりしてほしい」と呼び掛けた。
セレモニーには、白石市戦国武将隊「奥州片倉組」の2人も登場。牛タンや白石温麺(うーめん)など宮城の食をPRした。
関係者はテープカットの後、ホームでJR東日本が運営する顧客組織「大人の休日倶楽部(くらぶ)」のメンバー約200人が乗ったやまびこ133号を見送った。メンバーはJR仙台駅でのDCオープニングセレモニーに出席後、鳴子温泉(大崎市)や松島(宮城県松島町)などを観光する。
DCはJRと自治体、観光関係団体などが連携して大規模なPR活動を行い、観光客を呼び込む取り組み。