民法の改正によって、2022年4月には成人年齢が18歳に変わる。そこで日本財団では、18歳の若者が何を考え、何を思っているのか、継続して調べる意識調査を10月からスタート。
次代を担う18歳が政治や社会、仕事、家族、友人、恋愛などをどのように考え、意識しているか、幅広く知ることで新しい社会づくりに役立てるのが狙いだ。
今回、「18歳の意識調査」の第4回テーマ「働く」についての調査結果が発表された。今の18歳は「働く」ことについて、何を考えているのだろうか。
18歳意識調査 第4回テーマ「働く」
なりたい職業では、1位「公務員」(15.7%)、2位「会社員」(15.0%)、3位「エンジニア、デザイナー(12.7%)」という結果となった。
「国内の大都市」(27.0%)が最も多いが、「こだわらない」(26.3%)、「国内の地方都市」(23.4%)という回答も多く、分散している。
53.0%が「プライベートを優先させたい」と回答「仕事を優先させたい」という回答は20.3%。
0.3%が定年まで「決められた場所、決められた時間で勤務」を希望/「場所や時間に縛られない勤務」は26.4%という結果に。
34.4%が「1つの職場で働きたい」と希望しており、「いいえ」(25.3%)を上回る
何歳まで働きたいかは「わからない」という回答以外では、「65歳」(23.6%)が最多/次いで、「65歳未満」(19.0%)が多い。
ちなみに「65歳」の理由は、「65歳までが体力的にも能力的にも限界」「働く意欲がなくなりそう」など体力面や精神面の限界を心配する声と、「年金がもらえるまでは働く」「貯蓄をするため」など金銭面についての不安が理由としてあがっている。
関連情報/https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey/