イヤー賞にスズキ「ハスラー」=歴史車は「117クーペ」-殿堂表彰式

自動車技術の研究者や大学教授らが選ぶ2014~15日本自動車殿堂カーオブザイヤーにスズキ「ハスラー」が決まり、東京・上野の国立科学博物館本館講堂で10日、表彰式が行われた。「軽自動車の新ジャンル設計思想の創生」や「クラスを超えたスポーツ性と利便性」などが高く評価された。
 日本の自動車史に優れた足跡を残した「歴史車」には、1968年に発売されたいすゞ「117クーペ」を選定。イタリアのカロッツェリアによる美しいデザインと高性能エンジン搭載の本格的なスポーツカーで、「日伊のクルマづくりの魅力を提示」したと称賛された。
 受賞あいさつで、いすゞ関係者は「初期モデルは流麗なボディーラインを再現するため一部は手作りで作り込んだ。これからも記憶に残る商品を作り続けたい」と述べた。
 イヤー賞の各部門は、インポートカー部門がメルセデス・ベンツ「Cクラス」、カーデザイン部門がBMW「i8」、カーテクノロジー部門がマツダ「デミオ スカイアクティブ D1.5」。 

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