仙台市青葉区の市博物館で6日開幕する特別展「インカ帝国展 マチュピチュ『発見』100年」(河北新報社など主催)で、ミイラや儀式で使われた貫頭衣など貴重な資料が3日、会場に搬入された。専門スタッフが状態を確認し、丁寧に陳列した。
ペルーを中心に15世紀から16世紀にかけて繁栄したインカ帝国の実像を示す副葬品や、スペインの植民地となってから描かれた絵画など約160点を展示。世界遺産のマチュピチュ遺跡の映像なども紹介する。
ペルー国立考古学人類学歴史学博物館の金属保存部責任者ルイス・エンリケ・カスティージョさん(36)は「ペルーの宝を紹介できるのは光栄だ。儀式の供物となる合金や銀の小型人物像、銀の酒杯などを見てほしい」と話した。
同展は9月9日まで。開館時間は午前9時~午後4時45分(入館は4時15分まで)。入場料は一般・大学生1200円(前売り1000円)高校生・大学生800円(同600円)小・中学生500円(当日券のみ)。連絡先は仙台市博物館022(225)3074。