JR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」は24日、東日本大震災の発生から1年ぶりに全館営業を再開する。同日は駅ビル「エスパル仙台」も新装オープンし、駅周辺の二つの大型商業施設が新たなスタートを切る。
イービーンズは休業していた1、2階に若者向けファッションのほか子ども服などが入る。3階の手芸用品を含め、新テナントは18店。従来の女性客に限らず、幅広い年代を取り込む。
建物は震災で被災。一部を取り壊し、耐震補強などを経て、1、2階を除くフロアが昨年11月に仮オープンしていた。運営するエンドーチェーン(仙台市)は全館営業に当たり「夢のあるショッピングモールを目指したい」としている。
エスパルは本館1階を大規模改装した。全10店中6店舗を入れ替え、ファッションと化粧品中心から食材やキッチン用品、雑貨中心に変更。内装も明るさを演出した。
エスパル仙台は「大人の女性に彩りや潤いのあるライフスタイルを提案する」と話している。