ウジエスーパーに逸品続々 お弁当・お惣菜大賞2023「麻婆焼きそば」最優秀賞

ウジエスーパー(宮城県登米市)の子会社ウジエデリカ(仙台市若林区)が商品化した麻婆(マーボー)焼きそばが、全国スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜(そうざい)大賞2023」麺部門で全国1位となる最優秀賞を受賞した。フードロス対策の一環で開発したフルーツサンドはパン部門で2位の優秀賞に選ばれ、関係者は「地産地消やフードロスへの取り組みが評価につながった」と喜んでいる。

 最優秀賞になったのは「仙台グルメ麻婆焼きそば」(税別399円)。もっちりとした食感の自社製麺を使い、花こしょうを効かせた辛みのある四川風に仕上げた。

 商品開発を担当した石山史門(しもん)さん(41)は「隠し味にケチャップを加え日本人好みにした。仙台発祥のグルメを飲食店の味と同じレベルでスーパーで販売したかった」と明かす。

 パン部門で優秀賞の「四季のフルーツサンド」(同1980円)は傷が付いた季節のフルーツを利用した。果物の甘さを際立たせるように、クリームチーズの一種マスカルポーネと生クリームの比率を工夫したという。フルーツサンドに適したやわらかい自社製パンを使用している。

 最優秀賞、優秀賞のほかに「宮城の四季を感じる油麩(あぶらふ)丼」など6商品が入選した。お弁当・お惣菜大賞は全国のスーパーなどから応募があったデリカ商品を審査。今回は11部門に1万4286件の応募があった。

 フルーツサンドはベーカリーが入るウジエスーパー佐沼本店、利府店、吉岡店など県内7店舗で、麻婆焼きそばは全店舗で販売している。

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