エアギター、狙え日本代表 仙台開催 地元出場者募集

 「世界エアギター選手権大会」(8月22~24日、フィンランド・オウル市)の日本代表を決める決勝大会が8月6日、仙台市青葉区のライブホール「Rensa」で開かれる。日本エアギター協会は、地元の出場者を募集している。
 エアギターは、音楽に合わせてギターの弾きまねをするパフォーマンス。協会は例年千葉市の幕張メッセなどで決勝大会を開いてきたが、ことしは東日本大震災の被災地を励まそうと東北での開催を検討。オウル市と産業振興協力協定を結ぶ仙台市を開催地に選んだ。
 決勝大会は、6、7月に行われた東京、大阪両予選大会に加え、決勝に先立って行われる仙台予選大会を勝ち抜いた計13人程度で競う。リズム感や独創性などが採点基準で、最高点の1人が代表となる。
 世界大会は1996年からオウル市で毎年開催。日本代表は2005年から参戦し、06、07年はお笑い芸人のダイノジ大地さんが2連覇した。協会によると、これまで予選に東北の出場者はいなかった。
 仙台予選の参加希望者は31日までに、日本エアギター協会にメールで申し込む。アドレスはairguitarjapanassociation@gmail.com
 大会は午後7~9時。入場料は前売りが1500円、当日が2000円。連絡先はGIP022(222)9999。
◎「挑戦の楽しさ伝えたい」/青葉区の入江さん、練習に熱
 仙台市で開かれる世界エアギター選手権大会の日本予選決勝大会に向け、エアギターに初挑戦する地元の出場予定者が練習に励んでいる。青葉区の健康運動指導士入江徳子さん(56)もその1人だ。
 入江さんは普段、市健康福祉事業団で介護予防の運動プログラム作りを担当。仮設住宅で運動指導もしている。ロックもギターも関心はなかったが、「裏方で人を支えるだけでなく、表舞台に立って自分を表現してみたい」と応募した。
 エアギターは規定の1分間で、いかに観客を魅了できるかがポイントになる。パフォーマンスには、ダンスや格闘技の経験を生かし、軽快なステップやキックなどを取り入れる予定だ。
 入江さんは「震災で大変な思いをしている人に、挑戦することの楽しさを伝えたい」と意気込んでいる。

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