エキナカ(駅中)店舗の先駆け、JR仙台駅3階のパスタレストラン「トライアングル」が14日、開店25周年を迎えた。旧国鉄時代から年中無休を貫き四半世紀。同店は「味を支持してくれたお客さまのおかげ」と話している。19日までは感謝祭と銘打ち、500円でランチなどを提供する。
トライアングルは1985年12月14日、国鉄仙台鉄道管理局が「鉄道事業以外での収入源の確保」を目指し、直営店としてオープン。現在はJR東日本の関連会社の東北総合サービス(仙台市)が経営を引き継ぐ。
開店以来、不動の1番人気は、アサリやベーコンを煮込んだクリームスープの「スープスパゲティ」(900円)。西堀英(たかし)料理長(35)は「シンプルな味とボリューム感がセールスポイント」と語る。
13代目店長の保坂明美店長(49)は「開店当時は、まだ仙台にパスタ専門店は珍しく、多い日には30人以上が店外に並んだと聞く。駅構内は店の入れ替わりが激しいが、親子3代で通ってもらえるよう続けたい」と話している。
17日までは午前11時半~午後3時限定で、特製パスタに飲み物などが付いた500円ランチを提供。午後3時以降の来店者には、抽選で1000円分の食事券などが当たる。18、19日はそれぞれ先着100人に約240種のパスタ(1300~600円)をすべて500円で提供する。
営業は午前10時半~午後10時。連絡先は東北総合サービス022(261)1790。