次世代自動車振興センターが9月3日に公表したエコカー補助金の執行状況によると、8月30日までの補助金の申請金額が2485億円となり、補助金予算額2747億円に対して残額が262億円となった。
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8月24日から8月30日までの申請金額をみると、24日が11.8億円、27日が17.4億円、28日が10.8億円、29日が11.7億円、30日が15.1億円と、一週間の申請金額の合計は66.8億円、一日あたりの申請金額を平均するとおよそ13億円となっている。
3日発表された8月の国内新車販売台数は、軽自動車と登録車をあわせ37万0777台と、前回のエコカー補助金終了直前2010年8月の新車販売台数42万4967台と比較すると控えめな数字、過熱気味であった前回の終了間際と比べユーザーは冷静に動いているようだ。
ただ、前年となる2011年8月の新車販売台数32万9839台との比較では大幅増、震災の影響もあるが補助金の効果はあったようだ。
補助金の終了時期に関しては、直近1週間の水準で申請が続くと仮定した場合、1週間の申請金額66.8億円で補助金残額262億円を割ると、残り4週間程度で補助金が底をつく計算となる。
ただ、例年8月の新車販売は低調に推移する傾向があり、また、9月の新車販売は過去3年のデータを見ると、おおよそ46万~47万台で推移しているので、9月末まではもたないだろう。