次世代エコカーを買うなら、電気自動車より超低燃費のガソリン車――。
日本自動車工業会が4日発表した2011年度乗用車市場動向調査で、そんな消費者の傾向がわかった。
次世代自動車で一番購入したい車の種類をたずねたところ、1位が「超低燃費ガソリン車」(38%)、2位が「ハイブリッド車」(36%)で、「電気自動車」(15%)は3位、「プラグインハイブリッド車」(11%)は4位だった。超低燃費ガソリン車を選んだ理由は「ガソリンスタンドで給油できる」が最も多かった。
電気自動車について具体的に聞いたところ、8割を超える人が特徴を理解していたものの、「購入したい」と答えた人は11%にとどまった。敬遠する理由としては、「価格が高い」(71%)、「充電場所が少ない」(65%)が多かった。
維持費が安く、小回りのきく軽自動車の人気も高かった。過去2年以内に小型・普通車から軽自動車に乗り換えた人は29%で、05年度調査の18%から増えていることが分かった。
調査は昨秋実施し、全国の3848世帯が回答した。