JR東日本は、東北新幹線新青森駅が開業する12月4日から五能線「リゾートしらかみ」(秋田―青森駅間)に、環境に配慮した「ハイブリッドシステム」を搭載した新型車両を運行させる。座席数を3割増やすなど、利便性を向上させ青森から秋田方面への誘客を狙う。
ハイブリッドシステムは、ディーゼルエンジンによる発電機とリチウムイオン蓄電池を組み合わせ、効率的にモーターを駆動させる。現行のディーゼルエンジン車両に比べ、燃費消費率は1割、排気中の有害物質は6割それぞれ低減できる。
新システムを搭載するのは「青池」「〓(ブナ)」「くまげら」の3編成のうち、1日1往復の「青池」。新型車両の導入に合わせ、3編成とも現行の3両から4両として座席を各42席分増やす。
新型の青池のデザインは、日本海と青池(青森県深浦町)をそれぞれイメージした濃い青と明るい青を基調に、最先端の技術を表現する銀色を取り入れた。
ハイブリッドシステムの新型車両は、東北では大湊線と津軽線の「リゾートあすなろ」でも同時に導入される。
(注)〓は木へんに無