エネオス、24年電気新会社 石油需要減、収益の柱に

ENEOSエネオス)ホールディングスの斉藤猛社長(60)は15日までに共同通信のインタビューに応じ、2024年4月に発電と電気の販売を手がける新会社を設立すると明らかにした。現在は石油元売りの中核子会社が所管する電気事業を独立させる。専門性を高め競争力を強化する。人口減少で主力の石油の需要減が見込まれる中、収益の柱に育てる狙い。  燃料費や卸電力市場の取引価格の高騰により、電力小売りの自由化後に参入した新電力の業績が悪化し、撤退が相次いでいる。エネオスは16年に家庭向け販売を始めた新電力の一つだが、24年8月にも運転開始する火力発電所で新たな電源を確保し、事業を拡大する。

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