音楽などの情報配信サービスを手がけるオリコンは、芸能界で活躍しているタレントら約40万人分のデータをそろえた「芸能人事典」を、パソコンのインターネット上で無料公開するサービスを始めた。平成12年以降の民放キー局やNHKの番組への出演者のほか、過去40年間で1曲でもCDをリリースしたアーティストやその作曲者、作詞者やプロデューサーも、物故者を含めてカバーしている。
同社は、芸能人の情報にネットユーザーの多くが興味を持っていることに着目し、今回の事典を企画。事典ではそれぞれのタレントらの出演経歴、今後の公演予定などをすぐに探し出すことができる。
ウェブ事業を展開するオリコンDDが運営。サービス初日の11日に開かれた記者会見に出席した同社の米谷昭良社長は「熱愛発覚など、どんな話題でニュースに取り上げられたかも分かり、使い勝手がいいはず」と自信を見せる。
この日、ゲストには人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーらが招かれていたが、「自分の過去も分かり、細かく情報が書いてあるのがすごい」と目を見張っていた。
今夏には、タレントのホームページ上でどんな意見がツイッターでつぶやかれているかがひと目で分かり、ユーザーらが交流しあえる仕組みも整う予定。