オートバックスが宮城と秋田に次世代型店新設 接客にAI導入して効率化を加速

 カー用品販売大手オートバックスセブン(東京)は4日、人工知能(AI)やオンラインを活用して接客するオートバックスの次世代型店舗を今月、宮城県と秋田県に計4店新設すると発表した。各地で人手不足が課題となる中、店舗運営の効率化を図りながらサービスの向上を目指す。

次世代型店は秋田県由利本荘市で5日にオープンする。宮城県内は12日に気仙沼市、19日に登米市迫町、26日に栗原市築館でそれぞれ開業する。

 各店舗では商品選びに迷うなどし、売り場に一定時間以上とどまる来店客をAIカメラが検知。スタッフに通知してスムーズな接客につなげる。一部コーナーには専用モニターを設け、来店客が遠隔地のスタッフにビデオ通話で質問できるようにする。店舗への電話による問い合わせをコールセンターで集中管理するシステムも設ける。

 AIカメラを接客に活用する同社店舗はあるが、オンライン接客やコールセンター活用などを組み合わせた次世代型店舗の展開は初めて。広報担当者は「人口減少や高齢化が進み、人手確保が課題となる地域でも、店舗運営を効率化しながら質の高いサービスを提供したい」と話した。

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