オープンAI、ChatGPTのスマホアプリを公開 音声で入力も

 米新興企業オープンAIは18日、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」のiPhone(アイフォーン)向けアプリを無料で公開した。当初は米国向けで、他の国にも数週間以内に拡大するとしている。

 スマホ版チャットGPTは、オープンAIの音声認識技術「ウィスパー」を活用し、文字だけでなく音声で指示を入力できる。月20ドル(約2800円)の有料サービス「チャットGPTプラス」の利用者は、最新の言語モデル「GPT4」を活用できる。グーグルのスマホ向け基本ソフト(OS)アンドロイド版も近く公開されるという。

 チャットGPTは昨年11月の公開後、急速に注目を集めている。米CNNによると、チャットGPTの先月の世界のサイト訪問数は18億回にのぼり、世界で17番目に訪問者が多かったという。オープンAIはアプリ版についてのブログで「最新の研究を便利なツールに転換することで、我々の使命に一歩近づく」としている。

 チャットGPTをめぐっては、間違った回答をするなどの問題も指摘されている。アプリ版を起動すると「チャットGPTは不正確な情報を提供することがある」「機微に触れる情報を共有しないで」などの注意書きが表示される。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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