11日夜、日本各地でオーロラが出現しました。仙台市など宮城県でも観測されています。
11日の深夜に仙台市天文台の職員が泉ヶ岳で赤っぽい光を撮影しました。職員によりますと肉眼では見えなかったということです。街の明かりが写り込んだ可能性もありますが、おそらくオーロラとみられるということです。
仙台市天文台には、栗駒山や南三陸町でオーロラを観測したという情報も入っているということです。
オーロラが日本で観測できるのは北海道などで数十年に一度程度ということですが、宮城県で観測されたという記録は約250年前にさかのぼります。
仙台市天文台学芸員國友有与志さん「私たちも調べている段階ではっきり言えないのですが、例えば江戸時代の1770年に肉眼でも見えるようなオーロラが発生したという記録は残っています。
今後、宮城県で観測できる可能性はあります。ただいつということは分からなくて、太陽の活動が活発な時期に多いです。2024年から2025年にかけて、太陽の活動が活発になる予報ですので、2025年にかけてはいつ起きてもおかしくないと言える状況かなと思います。
宮城県では目で見ることができる明るいオーロラがなかなか発生しませんので、カメラで撮影した画像を確認捨ていただくことになります。長時間シャッターを開けてたくさん光を取り込めるようなカメラであれば、オーロラがうっすら映せるのかなと」
なお、専門家によりますとオーロラ発生の原因となる太陽フレアによって、通信障害などが起きる可能性もあるので警戒が必要ということです。