ホームセンター大手のカインズが親会社の東急不動産ホールディングスから買収することを発表したからだ。将来的にブランド名も変更されるということで、SNS上では早くも「カインズハンズになるの?」とか「縮めてカハンズとか?」などと予想する声が上がる一方で、なぜこのような事態になってしまったのかと困惑する人も続出した。
『ハンズの低迷はコロナ前から続いていた。20年3月期のハンズ事業の売上高営業利益率は0%台だ。ハンズ事業は東急不動産HDの連結売上高の約1割を占めるが、営業利益は1%に満たない。低収益が続けば、「売却して収益性の高い新たな投資に振り向けるのが合理的」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の姉川俊幸氏)との声も市場で強まりかねない』(日本経済新聞 20年9月1日)