[オタワ/ロンドン 22日 ロイター] – カナダのトルドー首相は22日、香港に国家安全法を課す中国政府の提案に懸念を示し、緊張緩和に向けた対話を求めると述べた。
定例会見で「われわれは香港の状況を懸念している。30万人のカナダ国民が香港に居住しており、これが香港の一国二制度継続を望む理由の一つだ」と指摘。「中国政府と香港市民との真の対話と緊張緩和を長期にわたり求めてきた。今後もこのような要求を続け、状況を注視していく」と語った。
また、カナダ、英国、オーストラリア(訂正)は共同声明を発表し、国家安全法提案について「深く懸念している」と表明。「香港市民が直接参加せずにこうした法律を導入すれば、香港に保証された高度な自治の下での一国二制度が明らかに損なわれる」と危惧した。
*23日配信記事で、3段落目の「オーストリア」を「オーストラリア」に訂正しました。