カブトムシ、北海道では外来種…野生化防ぐ規制

北海道議会は22日の本会議で、国の外来生物法による規制がない動植物でも持ち込みや移動を禁じる「道生物の多様性の保全条例」を可決する。
 野生化したカブトムシがこれ以上増えないように売買を制限したり、屋外の飼育を禁止したりする方向で検討する。
 カブトムシは道内にはもともと生息していなかったが、ペットとして飼われていたものが逃げ出すなどして30年ほど前から増殖している。稚内市や知床半島でも定着が確認されている。
 樹液に集団で群がるなど、昆虫同士でのエサの奪い合いに強い。このため、道の外来種リストでは「生態系へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性を検討する」(A2)に分類されており、“国産外来種”として規制する対象に挙がっている。

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