カリスマ小学生読者モデル「美JS」 驚きの美へのこだわり

22日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ!」で紹介された、女子小学生ばかりが出演するファッションイベント「プチ☆コレ 2013」の模様が反響を呼んでいる。
21日に渋谷ヒカリエで催された同イベントは、小学生に人気のファッション誌「ニコ☆プチ」によるファッションショー。今年のイベントには8,000人の応募者の中から選ばれた、300人の読者モデルが出演、番組はその一人、9歳で小学4年生の佐藤楓彩(ふうあ)ちゃんに密着した。
「プチ☆コレ」出演者のメイクや洋服のコーディネイトは、主催者が用意するものではなく、それぞれが調達しなければならない。そのため楓彩ちゃんと母・利江さんは、普段の生活からイベント出演のため努力を怠らないという。
楓彩ちゃんの自宅を取材した映像に最初に登場したのは、利江さんが購入した数十着の衣装。しかもこのうち半分ほどは未開封のものや、タグがついたままのものだった。「プチ☆コレ」オーディションに合格できるコーディネイトを研究するため、多くの新作洋服を購入する必要があるのだという。
また、楓彩ちゃんは、洋服以外にも様々な努力を怠らない。夏場は紫外線を避けるため、顔に日焼け止めを塗るのはもちろん、腕には紫外線よけのアームカバーを装着、お風呂上がりには15分間必ずパックをするなど、小学生とは思えないほど美白にこだわりをもっているのだ。また母親の利江さんも、娘の努力を全力でサポートすべく、メニューの半分を野菜にするよう心がけているという。食後に楓彩ちゃんは、利江さんの監修の元、ヒールを履いてモデルウォーク習得に励んでいた。
そして「プチ☆コレ」開催当日、楓彩ちゃんと利江さんは朝5時に起床、地元埼玉の美容室でヘアスタイルを整え、万全の体制でショーに挑んだ。今回が初出演ながら、楓彩ちゃんは観客に手を振りながら堂々とランウェイを歩き、ショーは終了。イベント後、利江さんから「いままでで一番よかった」と褒められると、初めて子供らしい屈託のない笑顔を浮かべ抱きついていた。
楓彩ちゃんが、突出した努力をしたと言うわけではなく、「プチ☆コレ」会場には「多いときには衣装代は10万円」と語ったり、娘のヘアメイクのためプロのスタイリングを美容室で学ぶ母親もいる。読者モデル志望者やその母親が、ここまで「プチ☆コレ」出演に努力をするのは、同イベントがモデルへの登竜門と言われているからだ。「プチ☆コレ」に出演した会場の子どもたちに番組がインタビューを行ったところ、その多くが将来の夢として「芸能人」「モデル」「女優」を挙げている。
そんな、「プチ☆コレ」出演者たちが「神」とあがめる、4人の小学生が存在するという。彼女らは「ニコ☆プチ」4月号から登場したカリスマ読者モデルで、美へのこだわりが尋常ではないことから、同誌によって「美JS」と名付けられている。番組に出演した「美JS」の丸山蘭花(らな)ちゃん、関りおんちゃん、沖本里緒ちゃん、新川夕海(ゆあ)ちゃんは、4人とも11歳の小学生ながら、普段からコラーゲン鍋や玄米、フルーツにヨーグルトは欠かさないという。また月一回のヘッドスパ、顔面マッサージ、レモンパックや産毛そりなど、並の読者モデル以上の努力をしていることが紹介された。
スタジオで一連の映像を見ていたテリー伊藤は「お金が家にない子供もいるでしょう?だから、コーディネイトの金額を8000円とかに限定してやればいい」と意外にも肯定的な意見を述べている。
Twitterでは「私、美JSに美意識完敗だわ」「美JSとかすげー。妹と同い年に見えない」といった声が挙がっており、あまりに美意識の高い女子小学生に驚いた視聴者が多かったようだ。モデルになるためには、大人も驚くほどの努力が必要なのだろう。将来この300人や「美JS」の中から、モデルや女優が誕生するかもしれない。

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