熱気が冷めやらない平昌五輪。活躍目覚ましかった日本代表チームから次々とスターが生まれたが、中でも銅メダルを獲得したカーリング女子のロコ・ソラーレ(LS)北見のメンバーは、連日テレビに生出演し注目度はさらに高まっている。芸能界やテレビ界もいまだ大興奮のままで、今後も、テレビの出演オファーが殺到するのは確実。そんななか“CDデビュー”という夢プランが動きだした。タイトルは、すでに流行語となっている「SO.DA.NE」だという――。
【写真】「もぐもぐタイム」でイチゴをほおばる美人スキッパーの藤沢五月
これまで苦難を乗り越えて重ねてきた努力、試合中の元気いっぱいな笑顔、そして銅メダルを取っての涙――藤沢五月(26)、吉田知那美(26)、吉田夕梨花(24)、鈴木夕湖(26)、本橋麻里(31)が所属するLS北見の奮闘には日本中が熱狂した。
2月24日に行われた英国との3位決定戦はNHKで放送され、平均視聴率25・0%、瞬間最高視聴率42・3%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した。
藤沢、吉田知、吉田夕は日本混合ダブルス選手権(3月14~18日、青森)に出場する。その後はオフシーズンに入るということもあり、テレビ局や芸能界はLS北見に熱視線を送っている。
「メンバーを番組ゲストに呼べないかな」「イベントにブッキングしたい」などという声が、業界中から飛び交っている。
「チームワークはもちろん、メンバー5人の個性も際立っており、好感度は抜群。早くも『番組ゲストに、なんとしてでも呼びたい』と各番組の企画会議で名前が挙がっています。驚くほどの数の出演オファーが届くでしょうね」(テレビ局関係者)
特にLS北見を有名にしたのは、試合中に作戦を話し合う際の北海道なまりの「そだねー」という言葉だ。早くも今年の流行語大賞最有力候補と言われている。また、試合の途中におやつを食べる「もぐもぐタイム」も大きな話題となった。
「『そだねー』というキャッチーなセリフがあるのは、まさにCM向き。特に食べ物関係の会社からCMオファーが殺到することは間違いない」(広告代理店関係者)
その言葉通り、2月26日に帰国したメンバーは翌27日、テレビ各局を行脚し生放送に出演しまくった。都内で行われた帰国報告会では、ひと目見ようと集まったファンの前で、司会の松岡修造から求められ、メンバー全員がそれぞれ“生そだねー”を披露し、大歓声を浴びた。藤沢は「本当に私たちはなまっていると思ってなかったので、ちょっと衝撃でした」と苦笑いだ。
メンバーの予想を超える経済効果も生まれている。LS北見を応援したいという理由で、北海道北見市へのふるさと納税の申し込み件数が急増。また“もぐもぐタイム”に食べていた北海道のお菓子「赤いサイロ」(清月)は注文が殺到して売り切れとなり、購入できるまでに数か月待ちだ。
すでに大ブーム到来と言える状況だが、さらに驚くようなプランを持って動きだした音楽関係者もいるという。
「複数のレコード会社の中には、LS北見のメンバーのCDデビューを狙ってるところもある。曲は『DA.YO.NE』ならぬ『SO.DA.NE』。何とか実現できないかと、複数の音楽業界関係者が接触を図ろうとしていますよ」(レコード会社関係者)
1994年に発売された「DA.YO.NE」は「EAST END×YURI」の大ヒット曲で、ミリオンセラーを記録し、95年暮れの紅白歌合戦にも出場した。さらに大阪弁の「SO.YA.NA」、北海道弁の「DA.BE.SA」など各地方の方言バージョンが制作された。
「あのメロディーに乗せて『SO.DA.NE』と歌う手もあるからね」(同)
お笑い芸人のサンシャイン池崎はツイッターで、ロッチの中岡創一らとともにLS北見を祝福する歌詞に変えた「SO.DA.NE」を早くも披露した。LS北見のメンバーが“本家本元バージョン”を発売すれば、大ヒットは確実だ。カー娘を巡る獲得合戦は、本人たちの予想をはるかに超えるほどヒートアップしているようだ。