ガラケー出荷、7年ぶり増加

 調査会社のMM総研が3日発表した2014年の携帯電話の国内出荷状況調査によると、従来型携帯が1058万台と前年を5.7%上回り、2007年以来7年ぶりに前年を上回ったと発表した。

 NTTドコモは「従来型のファンは根強く、各社が機種数を増やしたためではないか」(広報)と分析。また、携帯大手の契約プランは「2年縛り」が主流だ が、12年にはスマホ出荷台数が過去最高の3042万台に上っており、このうち一定数がタブレット端末と従来型の「2台持ち」に移行した可能性もある。

 一方、昨年のスマートフォンの出荷台数は、従来型からの買い替え需要が一段落したことなどから、5.3%減の2770万台と2年連続で減少した。

 MM総研は「今年は参入が相次ぐ格安スマホや、KDDIに続き大手2社が始める携帯と光回線のセット割引が販売競争の軸になりそうだ」としている。

タイトルとURLをコピーしました