県は9日、今季2回目のガン、カモ、ハクチョウ類の生息調査結果(速報値)を発表した。県内への飛来数は33万8333羽(前年同期比2万4864羽増)で、1970年の調査開始以来、最も多かった。飛来数の記録更新は3年連続。
内訳は、ガン類が27万3721羽(同3万2716羽増)で過去最多。カモ類は5万5472羽(同1645羽減)、ハクチョウ類は9140羽(同6207羽減)だった。
県自然保護課の担当者は「カモ類、ハクチョウ類は暖冬の影響で北へ帰る時期が早まっている可能性もある」と話す。
県職員や野鳥保護団体関係者約100人が同日、蕪栗沼(大崎市)、伊豆沼・内沼(栗原、登米両市)などの飛来地約500カ所で調べた。