キスマイ北山宏光 退所前ラストシングルで「冷遇」か…数量限定したジャニーズの思惑

8月31日をもってジャニーズ事務所を退所するアイドルグループ「Kis―My―Ft2」のメンバー・北山宏光(37)が、最後に参加するシングル「ともに」(8月3日発売)が「冷遇を受けているのでは」とネット上で指摘されている。

 同曲は、ジャニーズショップオンラインストアだけで数量限定で受注生産されることが発表。20日から購入申し込みの受け付けがスタートした。

 メンバー全員で作詞を担当。7人全員が参加している楽曲はこれが最後となるが、店頭で発売されることはないという。

 最後といえば「King&Prince」のメンバー3人がグループを脱退することを発表した後、今年4月に発売した初のベストアルバムがミリオンを達成。2018年に発売したデビューシングルは、5月に6年越しのミリオン記録を作った。

 レコード会社関係者は「これらの記録は、3人のメンバー脱退の発表が後押ししたとみられます。実際に店頭で手に取って購入した人も大勢いた。ファンが餞別として北山に記録をつくらせようとしても、数量が決まっているのなら記録が伸びることはない。退所に伴って記録が出てしまうことをジャニーズが嫌がり、絶妙にカムフラージュしたと言われています」と話している。

 ネット上には「CD命のジャニーズ事務所なのに…」「店頭に並ばせないとか冷たすぎる」「北山がタッキーの事務所に行くことがバレているから?」などと疑問の声が投稿されている。

 キスマイはここのところ、CDの売り上げは芳しくない。昨年12月に発売したシングル「想花」は約24・3万枚。これ以降、シングルとアルバムは発売されていない。

 一方で、なぜかキスマイの楽曲はドラマや映画で起用されている。

 メンバーの藤ヶ谷太輔(36)が出演した1月期のドラマ「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日系)の主題歌には、キスマイの楽曲「Lemon Pie」が採用。また、メンバーの二階堂高嗣(32)が出演した映画「おとななじみ」(5月12日公開)では、同グループの楽曲「Sweet Melody」が主題歌となっている。

 ジャニーズショップオンラインストアによると、受注生産される7人ではラストのCDに、未発売のこの2曲は収録されていない。

 芸能プロ関係者は「もしかしたらこの2曲は、北山がグループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所した後、6人体制となったキスマイで新たに発売するのかもしれない。北山も参加していた曲が、6人だけで再収録されて発売される可能性も浮上しています」と話している。

 受注生産は、さまざまな疑念を生み出している。

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