キヤノンがトップレベルドメイン活用、「.canon」で世界情報を発信へ

企業サイトで用いられている「.co.jp」や「com」。最近は「.info」「.info」なども見かけるようになってきたが、これらはトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれるもので、さまざまな種類、それに応じたルールが存在する。

そのため、固有名詞などをダイレクトに用いているサイトはなかなか現れなかったが、管理団体ICANNが2008年に導入ルールを自由化。「新gTLD」 として企業名なども申請可能になった。ただし申請費用は2000万円近く、審査も必須など、さまざまな条件をクリアしなければならない。

これを受けキヤノンは、2010年3月にTLD「.canon」の取得を目指して活動を開始し、2015年2月に「.canon」を取得完了した。そして 2016年5月16日より、従来のグローバルサイトを刷新し、URLをこれまでの「www.canon.com」から「global.canon」に移行 した。

「global.canon」は、 アドレスの一番右側に置かれる文字列であるTLDが企業名となっている。もちろんキヤノンとしては初の試みで、今後は「global.canon」より全 世界に向けて情報発信を行うという。なお国内企業では日立がすでに「.hitachi」を運用している。

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