ギンザケ大きく育て 宮城・南三陸で稚魚放流

宮城県南三陸町の志津川湾で5日、地元の漁師がギンザケの稚魚を養殖用のいけすに放流した。20日ごろまでに120トンを入れ、来年4月の水揚げを目指す。
県漁協戸倉銀鮭養殖部会の漁師ら約15人が参加。同町戸倉の波伝谷漁港で、体長約20センチの稚魚3.5トンをトラックから漁船に移し、漁港から約3キロ離れた湾内のいけすに放した。
稚魚は順調に育てば、来春の水揚げまでに重さ1.2~1.5キロ、体長40センチほどになるという。県漁協のブランド「伊達のぎん」として販売される。
養殖部会会長の佐藤正浩さん(51)は「ギンザケが大きく育つように、餌やりの回数や量などに工夫を凝らしたい」と話した。

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