ギンザケ色味良好 宮城・石巻で今季初水揚げ

 宮城県石巻市の石巻魚市場に16日、今季初めてギンザケが入荷し市場が活気づいた。
 同市鮎川浜と宮城県女川町で養殖されたギンザケ計8トンが、午前5時すぎに運び込まれた。1キロ当たり800~880円の高値で取引された。
 新型コロナウイルス感染症の拡大による消費低迷で価格下落が懸念されたが、同市場の佐々木茂樹社長は「思っていたより良い値段が付いた。色味も良く、申し分のない品質だ」と胸をなで下ろした。
 取引されたギンザケは関東を中心に出荷され、主に刺し身用として流通する。
 入荷は7月下旬ごろまで。昨年10月の台風19号で稚魚の養魚施設が各地で被災したが影響は小さく、同市場は昨年並みの約4500トンの取り扱いを見込む。
 女川町の女川魚市場には23日に初入荷する予定。

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